エナジードリンクとスターバックス

なぜ「エナジー」ドリンクなのか
。

 

ふつ~に和訳すると「エネルギードリンク」になるはずで、
当時だったら分からなくもないネーミングなのに、
あえて「エナジー」を残した人々。

 

「コーヒー」を「こっふぃ」と発音すると
「はい、アメリカかぶれきましたー」と言われる世の中で、

「エネルギー」を「エナジー」なんて呼ぼう日には、
もう日本語を母国語と呼ぶことすら非難されそうな気すらする。


その時代において「エナジードリンク」、思い切ったネーミングだと思う。
でも「エナジードリンク」という呼び方だから定着した感は強い。
「エネルギー」ドリンクってちょっと古臭くてダサく感じてしまう。


この呼びやすさが成功のカギなのか同じように
スターバックスの「トール」「グランデ」なんて、よくそのまま輸入したな、と思う。

 


この呼び方はスタバらしさだけど、同時に「スモール」の反対は「ビッグ」って習う日本社会で、
よく新しい定規をそのまま持ってきたなって関心しちゃう。


中高生の時の自分はトールの得体のしれなさが怖くて、

スタバデビューが大学生だったから、少なからずこの呼び名がお店に入る障壁になっていたと思う。

トールと言えるか、言えないかで高校生活が薄っすらと2分化されていたような気がしなくもない。
スタバに行ってる人=あの呪文の言葉を店員さんに言える人、みたな。

 

そもそもグランデ=ビッグなのか?
トール=ミディアムなのか?

グランデってスーパービッグぐらいの感覚だし、未だに「トール」「グランデ」をここ以外で見かけた覚えがない。

このお店内のマジックワードって素敵

今日は右肩にやさしくする日

頭痛がやばい。頭を動かさなくても激痛で目をパチパチさせられる。

月曜日に電気を消さないで寝たこと、枕が不安定で眠りが浅かったこと、
そして読みもしない本を何冊もバッグに入れて思いバッグを右肩にかけて、体の軸がずれてしまったことが原因だと思う。

 

あの日の俺を呪いたいくらいの激痛、
生活を見直さなければこの頭痛と一生生きていくことになる….
そう痛感した結果、今日は右肩を大事にすることにしました。

 

パソコンを右手に持つ→右肩に悪い、左手に変更
バッグを右肩にかける→右肩をいじめてる、左肩に変更
右肩をたたかれる→「左にしてください」と謎の半ギレ
などなど数々の思いやりを持てた一日でした。

 

生活していると右肩が痛む。そりゃ今まで傷みつけてきたから痛むさ。
でも右肩を大事にしなかったらもっと痛かったと信じる。
「この痛みは右肩を大切にしたからここまで抑えられた痛みなんだ、今日の俺は悪くない。」
という痛みへ謎の喜びと自己肯定感を強めた一日でした。

 

この「体を大切にする」という日課、積み上げていきたいです。

電池切れはお前のせいなのに

誰かが言った。

 

「電池の切れた電動歯ブラシは、
      逆方向に動いていくエスカレーターのようなものだ」

 

 

 

 

.....まあ自分で考えたんですけど、
10分ぐらい必死で考えた凡才の限界だったわ。


電動歯ブラシも、電動髭剃りも、電動自転車も
電池がなくてもその最低限の役割を果たすのに、
普通の歯ブラシやひげ剃りとして機能するのに、
電池が切れた途端、どこか違和感を覚えながら使うことになる。

 

「電動」という期待を背負ってしまったがために、
電池切れの時の残念感を感じさせてしまい、
電池を切らしたのはお前なのになぜか避難される。

 

エスカレーターでいうと動かないだけで、
別に道としては機能しているのに、
逆方向に動いてんじゃん!!って言われるみたいな。

 

電動になんてしないで、平和に生きていたかった。
電動歯ブラシの内、10%くらいいるのではないかと感じる今日このごろ

社会人と色々な留学

社会人って大変だ。何が大変って自分の人生を自分で進めなきゃいけない。

 

学生の時は小学校6年間のあとに、中学校・高校と気が付けば1つの区切りが出来る。社会人は自分でその区切りを決めなければいけないと。3日で転職してもいいし、30年働いてもいい。多くの人が区切りをつける勇気が持てなくて、1つの企業でモンモンとしている。

 

大学の頃を振り返ると、自分は留学していた時期に国内交換留学という制度を使ってアメリカ国内の違う大学に1年間通っていたことがある。ネブラスカというド田舎の大学から隣のこれまたアイオワというド田舎の大学へ一年間移籍していたのだ。
本体の所属は同じところに置きながらも、全くの新しい環境、人間関係で一年間を過ごしまた元の環境に戻っていく、自分としてはとてもいいシステムで、ネブラスカに嫌気がさしていた自分には大変いい経験だった。

 

社会人になっても、そんな気軽な感じで他の会社と交換留学ができればいいのにな〜と、そんなことをたまに思う。例えばこんなやつ

 

メンタル留学
この度、野○證券では日本社会のたるみきった精神を立て直すため、メンタル留学を開始いたします。昨今ゆとり世代と言われる世代から、「働いたら負け」「パワハラを訴えてやる」などの戯言を頻繁に耳にするようになりました。
弊社としてはそうした精神に強い課題意識を持っており、弊社への留学生には根っこの部分から社会人とは何たるかを伝授させていただければと考えております。※なお途中で精神状態を崩した場合の保証は一切いたしませんのでご了承ください。

 

スイーツ留学

この度、ロー○ンのスイーツ部署への留学を募集を開始いたします。弊社はコンビニ業界において、ナンバー3のイメージですが、スイーツ領域に置きましては圧倒的な一番を自負しております。本年話題となりましたバスクチーズケーキにつきましては、セブOイレブンさまが後発で発売を開始いたしましたが、正直申し上げて天と地ほどに実力差があり、スイーツ部門においての圧倒的ナンバーワンを改めて確信した一年でもございました。弊社としましては今後のコンビニ業界、そしてスイーツ業界の底上げを願い、この度、スイーツの商品企画部への留学生を募集いたします。

【募集要項】
基本的にはスイーツの知識と企画力で選考をいたします。一部、ファミ○ーマートとセブ○イレブンの社員様に関しましては各社役員様からの推薦状がございましたら優先的にお受けいたします。

途中から留学→違う場所に行くこと、みたいな雑な理解になってきて人間じゃない人も動かしたくなってきちゃった。

 

車両留学

東京メト○銀座線はこの度、京王線に留学いたします。渋谷から銀座まで、地上の光を殆ど浴びることなく過ごしてきましたが、この度留学の機会をいただき、太陽の光の下、存分に任務を遂行していきたいと所存でございます。銀座線のレトロ感、椅子の座り心地をはじめとした銀座線ならではの体験を京王線沿線の皆様にお届けできるよう気を引き締めて飛びだっていきたいと思います。100年以上通っていた線路が変わり未知の世界へ飛び立つことへの不安はありますが、それ以上に新世界に飛び立てる高揚感が抑えきれません。

 

動物留学
この度サンシャイ○水族館のペンギンは隅○川水族館に留学します。空飛ぶペンギン、と言われることも多く、あまりにも人気があるにも関わらず、「池袋の奥地で行きづらい」・「池袋という街が嫌い」という理由で東京東部からのお客さまがこられない課題を抱えて参りました。

今回の留学を通してサンシャイ○水族館のペンギンと多くのお客さまにお友達になっていただけることを願うと共に、運命の人(ペンギン)に出会う機会になるのではないか、という親としての下心がちょっぴりございます。ぜひ皆様、隅○川水族館に足を運びください。

 

新しい環境に動けるフットワークを軽くできると、幸せになれる人がいるんだよなー。

社会人留学、どうですか?

手話とスマートフォン

新宿のスターバックス

 

3階の男子トイレに行こうとすると外国人のグループがルートに居座っていて進めない。しょうがなく回り道をして進む。全く困ったものだ。

トイレからでて席を見つけ、眠気覚ましにコーヒーを購入してリラックスモードに入る。

レジから戻ってくると、まだ外国人のグループがそこに居座っている。
しかし席についてすぐに、彼らが外国人にありがちな大きな声のボリュームで独自の世界に浸かっているグループでないことに気がつく。一言も話していなかったのだ。

欧米系の人が2人とアジア・中東系の男性が5人位いたかと思う。
立っている2人が手話で会話していた。

今までに生で手話を使っている外国人を目にしたことがなかったので、一瞬驚きとして目に入ってきた。(普通に考えれば外国人は手話を使わないという前提がちゃんちゃら間違っているのだが、視野が狭かっただす)楽しそうに何かを話している。


周りに座るカップルと女子会帰りの女性4人グループ、1人で勉強する学生。みんな片手にもっているスマフォを確認しながらそれぞれの空間を過ごしている。

一方でこの外国人集団、一人もスマフォを片手に持っていない。

 

相手に何かを伝える際に必要な手をスマフォにあずけてしまったら、
そもそもコミュニケーションが取れない。それに音が聞こえないから、
普通の人だったらそんなに大げさにコミュニケーションする?と
不思議に思うくらいジェスチャーをする。
言葉の温度感を知るためには話し手を見る必要がある。

先日下記のTweetがタイムラインに流れてきた。

 


この感覚だった。
スマフォを一切使わない彼らが逆に浮いているような、
でもどこか聖域にいるようみ見えて羨ましくも感じた。

 

このグループに、ボディーランゲージもフルで使うことが、
コミュニケーションの大前提となのだよ、と教えてもらっている気がした。

お気に入りに進化する曲セット

Spotifyで音楽を聞く。

 

朝家を出てから布団で寝るまで、一人の時間はほとんど耳にイアフォンをつけて、何かしらの音楽を聞いている。多分一番頻繁に聞いているのは「Boom」で就活の時に出会ってから、気合を入れる前に流す、自分応援ソング団長的ポジションの曲だ。

 

現在自分のSpotifyアカウントには約400曲が「お気に入り」として登録してあるのだけど、「お気に入り」という箱の中でも、実際に普段からBGMとして再生しているのは50~100曲くらいで、残りの200曲くらいは、シャッフルで再生したときや、何かのきっかけがないと再生していない。どちらかというと「お気に入りに入れたけど、お気に入りとは言えない音楽」なのかも。

 

先日、珍しく仕事中にシャッフル再生していたところ、一瞬音楽に耳を奪われ、キーボードを叩く手まで止まった。音楽が意識の中枢を奪うことなんてほとんどないのだけど、エルマー「飴とカプチーノ」という曲の後にpuffyこれが私の生きる道」が流れてきて、これだ!っと感じた。

 

面白いことにこの2曲はさっきの分類でいうと「お気に入りに入れたけど、お気に入りとは言えない音楽」だった。普段から耳にする機会はあったけど、思いを馳せて手が止まることはなかった。でも止まった。

 

ある2曲の「お気に入りとは言えない曲」が重なって
「お気に入りの曲セット」ができていた。

ドラゴンクエストモンスターズの配合、
スターバックス食べ合わせ
是枝監督とリリー・フランキー
セットにすることで跳ね上がる価値なんて山程あったはずなのに、身近な音楽において2つのものが影響し合うこのパターンを見つけたのは今回が初めてだったかも。

 

この出会いを境に、毎日この2曲のセットを聞くようになった。
クラブのような人混みが苦手な自分はDJに直接触れたことはないのだけど、DJのやってることはこういうことなんだろうか?音楽の新しい楽しみ方が見つかった気がする。

生まれながらに罪

「お前もういる意味ないよ。お前の存在、生まれながらに罪なんだよ。」
意識の高い会社だったらそう言われれクビを言い渡されるだろうか。


海賊王の息子として生まれエースも直面したこの問題。

「生まれながらに罪人」という悲しいラベル。
それと同じ宿命を背負うものを見つけてしまった。

 

f:id:sceneryfromginzaline:20191104220153j:plain

 
先日高貴な食の専門家の講演を聞いてたら、
「天ぷらっていうのは野菜の中で最も位の低い食べ方なんです。天ぷらなんて衣も油も色々つけてるんだから、美味しいなんて当たり前なんです。野菜本来の味を殺してるんです。」

こんなモンスターペアレントみたいな発言されて、揚げ物、君はどこ向いたらいいのか分からないだろう。かつて仲畑貴志さんが「おしりだって、洗ってほしい。 」という名コピーを書いていたが、「揚げ物だって、褒めてほしい。」そんな風に思っているのではないか。 


考えてほしい、揚げ物を批判するのはこの食通のおばさんだけではない。
生の野菜はそのまま食されれば「オーガニック」「無農薬栽培」ともてはやされるなか、揚げ物にした瞬間に、糞並に罵倒を浴びる。野菜からしたら何を揚げてくれてるのかと憤慨するのも当然であろう。揚げ物はまるで罪人のような非難を体内の野菜からも受けることになるのだ。

まずこの企画考えた人は、本当に揚げ物を救いたかったのか?

「罪なきからあげ」そう言われることで逆に大前提の「からあげって罪深い」を皆が再認識してしまうということに気が付かなかったのだろうか?あわよくば、揚げ物をいじめの対象にしたてあげ、子どもの頃に実現できなかったガキ大将としての高揚感を味わいたかっただけなのではないか。

「あいつはいじめてもいい対象だ。」「あいつなら笑いが取れる」
そんな腹黒い心なかったのか、ここまで社会的にひどい扱いを受けた揚げ物をこれ以上いじめないであげてほしい。

可哀想に、そう思いこの商品は棚に戻す。