手話とスマートフォン
新宿のスターバックス。
3階の男子トイレに行こうとすると外国人のグループがルートに居座っていて進めない。しょうがなく回り道をして進む。全く困ったものだ。
トイレからでて席を見つけ、眠気覚ましにコーヒーを購入してリラックスモードに入る。
レジから戻ってくると、まだ外国人のグループがそこに居座っている。
しかし席についてすぐに、彼らが外国人にありがちな大きな声のボリュームで独自の世界に浸かっているグループでないことに気がつく。一言も話していなかったのだ。
欧米系の人が2人とアジア・中東系の男性が5人位いたかと思う。
立っている2人が手話で会話していた。
今までに生で手話を使っている外国人を目にしたことがなかったので、一瞬驚きとして目に入ってきた。(普通に考えれば外国人は手話を使わないという前提がちゃんちゃら間違っているのだが、視野が狭かっただす)楽しそうに何かを話している。
周りに座るカップルと女子会帰りの女性4人グループ、1人で勉強する学生。みんな片手にもっているスマフォを確認しながらそれぞれの空間を過ごしている。
一方でこの外国人集団、一人もスマフォを片手に持っていない。
相手に何かを伝える際に必要な手をスマフォにあずけてしまったら、
そもそもコミュニケーションが取れない。それに音が聞こえないから、
普通の人だったらそんなに大げさにコミュニケーションする?と
不思議に思うくらいジェスチャーをする。
言葉の温度感を知るためには話し手を見る必要がある。
先日下記のTweetがタイムラインに流れてきた。
I saw a guy at Starbucks today.
— Dave Vescio (@DaveVescio) October 18, 2019
No iPhone.
No tablet.
No laptop.
He just sat there.
Drinking coffee.
Like a Psychopath.
この感覚だった。
スマフォを一切使わない彼らが逆に浮いているような、
でもどこか聖域にいるようみ見えて羨ましくも感じた。
このグループに、ボディーランゲージもフルで使うことが、
コミュニケーションの大前提となのだよ、と教えてもらっている気がした。